カカオマスがない⁉ チョコの代用はこれでOK!初心者でも安心の再現アイデア10選
「カカオマスが必要ってレシピに書いてあるけど、どこにも売ってない…」
「代用品で失敗したくないけど、どうしたらいいの?」
そんな悩みを抱えるあなたへ。
この記事では、カカオマスが手に入らないときに使える代用品を、初心者でも分かりやすく、実践的にまとめました。
代用のポイントや選び方、本格派も満足できるアレンジレシピまで、網羅的に解説していきます。
この記事で分かること
- カカオマスとは何か? チョコレートとの違いは?
- 代用できる材料と、その選び方
- 代用品を使った具体的なレシピ(ブラウニー・ガトーショコラなど)
- 失敗しない代用のコツと注意点
- 健康志向・カフェインレス対応の代替素材も紹介
カカオマスとは何?チョコレートとの違いも解説
カカオマスとは
カカオマスとは、カカオ豆を焙煎して皮をむき、すり潰してペースト状にしたものを固めた純粋なカカオの塊です。
砂糖・ミルク・油脂などの添加物が一切入っていないため、カカオ本来の苦味や酸味、香りがダイレクトに感じられるのが特徴です。
製菓用チョコレートやココアパウダーの原料にもなり、香り・味わいの土台となる存在です。
カカオマスとチョコレートの違いは?
チョコレートは、カカオマスに砂糖・ココアバター・ミルクなどを加えて製造される加工食品です。
一方、カカオマスはその素にあたる素材。甘さがなく、苦味と香りが強く、直接食べるにはクセがあります。
つまり、チョコレート=カカオマス+甘味・脂肪分というイメージが正確です。
カカオマスの主な使い道
- ガトーショコラやブラウニーなど濃厚チョコレートスイーツのベース
- 手作りチョコの素材(カカオバター+砂糖で調整)
- 香りや苦味のアクセントを加える仕込み用食材
カカオマスがない時の代用アイデア10選
1. 高カカオチョコレート(カカオ70%以上)
最も手軽かつ失敗しにくい代用素材です。
市販のダークチョコレート(例:明治ザ・チョコレート、カレ・ド・ショコラなど)にはカカオマスが多く含まれており、苦味や香りも近いため、レシピへの置き換えに適しています。
注意点として、あらかじめ砂糖やココアバターが含まれているため、使用量によって甘さが強くなる可能性があります。
2. ビターチョコレート(カカオ50〜65%)
甘さと苦味のバランスが取れた中間的な選択肢。
風味は若干マイルドになりますが、苦味が苦手な人や子ども向けのお菓子作りに最適です。
少し多めに使うことで、カカオの風味を引き立てることができます。
3. 純ココアパウダー+バター+砂糖のブレンド
純ココア(無糖)を使えば、カカオの香りや苦味を再現できます。
しかし、ココアパウダーには脂肪分が含まれていないため、バターやココアバターなどの油脂を加える必要があります。
例えば、「ココア10g+無塩バター5g+砂糖5g」で、カカオマス約15g分の代用として使えます。
4. カカオニブ+粉砕ミルで加工
カカオニブはカカオ豆を砕いたものなので、原理的にはカカオマスに極めて近い素材です。
ミルやフードプロセッサーで微粉砕し、加熱して油脂を加えれば、カカオマスにかなり近い状態になります。
ただし手間と道具が必要になるため、上級者向けの代用です。
5. キャロブパウダー(チョコレート風味の自然素材)
カフェインを避けたい人や、ナチュラル志向の人におすすめ。
イナゴマメから作られるキャロブは、自然な甘みがあり、見た目や香りがココアに似ています。
チョコレートとは異なりますが、食感や香りの近さで代用可能です。
6. ココア+ココナッツオイル+アガベシロップ
ヴィーガンレシピで使われる代用法です。
油脂には植物性のココナッツオイル、甘味はアガベシロップを使えば、チョコ風味の濃厚ペーストが作れます。
コクがしっかりあるので、ガトーショコラなどに使うと美味しく仕上がります。
7. ブラックチョコ+インスタントコーヒー少々
ほんの少しインスタントコーヒーを加えることで、カカオマス独特の深みとコクが再現されます。
チョコの甘さを引き締め、味に立体感を加えられるため、ブラウニーや生チョコにもおすすめ。
8. ホワイトチョコ+純ココアで応急処置
ホワイトチョコしか手元にない場合、純ココアを加えることで色味と苦味を補えます。
ただし、甘さが強くなるため、糖分の調整が必要になります。
9. 板チョコ(ミルク)+バター+ココアパウダー
お菓子作り初心者向け。
ミルクチョコをベースにして、ココアパウダーで苦味を足し、バターで油分を調整することで、それっぽい風味に近づけられます。
焼き菓子系なら十分代用できます。
10. 脱脂大豆粉+カカオオイル(上級者向け)
市販されていない場合が多いですが、植物性たんぱくである脱脂大豆粉に、香りのあるカカオオイルを加えることで、チョコに似たコクを作れます。
糖質オフ・高タンパクなお菓子に活用できます。
代用素材別!おすすめレシピ2選

ガトーショコラ(ダークチョコ使用Ver)
材料(15cm型)
・ダークチョコレート:100g
・無塩バター:80g
・卵:2個
・砂糖:50g
・薄力粉:30g
作り方
- ダークチョコとバターを湯煎で溶かす
- 別で卵+砂糖を泡立て、1と混ぜる
- 薄力粉をふるって入れ、型に流して焼く(170℃で25分)
ブラウニー(ココア+バター代用Ver)
材料
・純ココア:20g
・無塩バター:60g
・砂糖:60g
・卵:1個
・薄力粉:50g
・くるみ:お好みで
ポイント
甘さ控えめにしたい場合は砂糖を40gに減らし、ビター風味を出しましょう。
よくある質問(Q&A)
カカオマスを使わないとチョコの風味が出ませんか?
風味の“芯”は薄くなりますが、代用品を工夫することで、十分に本格的な味わいに近づけられます。
ココアとカカオマスの違いは?
ココアはカカオマスから油脂を取り除いた粉末。香りや風味はありますが、コクや重厚感には差があります。
代用するときに気をつけることは?
甘さ・脂肪分の調整がポイントです。レシピの中で砂糖や油脂を使う場合、代用素材の成分を考慮して全体量を調整してください。
まとめ|「ないから諦める」はもう卒業。代用素材でチョコをもっと自由に
カカオマスがなくても、美味しいチョコスイーツは作れます。
大切なのは、何で代用するより、どんな味に仕上げたいか。
ご自宅にある材料でも、工夫次第で香り・苦味・コクをしっかり再現できます。
「あるものでつくる」楽しさを知ったら、もう材料不足に悩む必要はありません。
ぜひ、自分だけのチョコレートレシピを見つけてみてくださいね。
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